2013年11月3日日曜日

自殺願望

(自殺願望)


私は今から自殺をしようと
思う

何故て?

生きるのに、もう疲れました
私は本当についてない男で
もう人生終わらせようかなと
思ったからです

今、丁度いい高さのビルを
見つけたんで
ここから飛び降り自殺を
します

でも、階段多過ぎ
何でエレベーター壊れてるの?
本当についてない

やっと屋上の扉が見えた
自殺するのも一苦労だな

扉を開けると

フェンスの柵の向こうに
女子高生が立っている

「ん?」

なんてこったい先客がいたとは

しょうがないここは
彼女に譲ろう

あれ、女子高生と目が
あった
「私を止めに来たのね、
そんなこと
しても無駄よ」

イヤイヤ止める気は
ございません

「私を止めに来たんでしょ?
無駄だからね、理由も
絶対に言わない」

オイオイまだこっちは
一言も喋ってないよ
理由も聞いてないし

「でも、どうしてもと言う
なら理由を言ってあげる」

うわーめんどくせ〜女の子に
引っかかちまったな
本当についてない
しょうがない聞いてやるか

「どうして自殺しようと
思ったの?」

「しょうがないな〜じゃ教えて
あげる」
うわーなんか腹が立つんだけど
こいつ死ぬきないだろう
でも、しょうがない、
どうせ、死ぬんだ
少しぐらい聞いてあげよう

「あのね、あたし凄く好きな人が
いたんだけど振られちゃたの
だから、死のうと思ったの」

うわ〜何その理由しょうもない
なんかムカついてきた
付き合うのも馬鹿らしい
取り敢えずここから去ろう

「わかりました、それは
大変でしたね、お邪魔しました
自分に気にせず飛び降りてく
ださい」

よし、ここから去ろう

「ちょと、待った!!今可愛い
女子高生が飛び降り自殺を
しようしてるのに
普通止めるだろ、ハゲ!!」

オイオイオイ俺はまだハゲて
ないぞ
何なんだいったい止めて欲しい
のか
「わかった、じゃ自殺なんて
辞めろ」

「ヤダ!!」

意味わからね〜

あ!! そうだ!! 別に
飛び降りちゃえばいいんだ

取り敢えずフェンスを
超えよう

「馬鹿、ハゲ、デブこっち
来るな飛び降りるぞ」

別に構いません飛び降りて
下さい
それにデブもございません

よし、フェンスを越えた
何に睨んでだよ女子高生

下を見ると結構高いな

こっちを見ている
女子高生の眼つきが変わった
気づいたな

「もしかして、おじさん
自殺しに来たの?」

「あ〜そのとうり、おじさんも
仲間だ、ここで自殺しようと
思ってな」

「え、何で?駄目だよ、
死んじゃ」

オイオイ立場が逆転しちまったよ

「何で自殺しようと思ったの?」

今度は逆に理由を聞かれちまった
まぁいいか、どうせ死ぬんだし

「おじさんな、会社が倒産して
家族に逃げられ、あとガンで
余命一年と宣告されたんだ
凄いだろ、これとない程の
自殺の理由」

「.....うん」

流石にこれは低くよな
自分でも驚くぐらいの不幸の
連続、
最後自分が自殺して
女子高生が思いとどまれば
少しでも自分の生きている
価値があるかもしれないな

「君は若いまだこれから
色んな事がいっぱい
あるけど、死ぬじゃない
おじさんみたいになっちゃ
いけないよ   

じゃあな」

よし、セリフも決まったし
飛び降りか

倒れこむように飛び降りよう

ん?

何だ?何故、女子高生は
自分の手を握ってる、危ないぞ!!

何で?そんなにくしゃくしゃ
な顔で泣いている

何でこんなにも手が暖かい

何で死なせてくらない?

何で何で何で何で?

「だめ、だよ、おじざん
だめ、じんじゃだめ」

そんな声にもならい声で
言うなよ
自分も目から涙が出るじゃ
ないか
辞めろ  辞めろ  辞めろ
..........
....生きていいのか?
生きる価値があるのか?

その答えは分からない
でも
この手の暖かさは本物だ

「御免、おじさん死なないよ
ありがとう、止めてくれて
もう少し頑張ってみるよ

ガンだけに」

「それ、笑えない」

そう、言いながらも女子高生は
ギャグに笑ってくれた



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