2014年9月24日水曜日

プレゼント

プレゼント





ジィリリリリリ!⏰


頭の近くに置いてある目覚ましが、けたたましく鳴った


布団から手を出し

目覚ましを手探りで

探そうとしたが


手の甲に目覚ましが

行き良いよく当たってしまった


ガッシャン💥


布団から、慌てて上半身を出し

ベットの横を見ると


目覚まし時計の後ろのカバーが

外れて

小さい部品が床に転がっていた


「あーーーーやっちゃたよ

貰ったばっかりなのに

脆いな、この目覚まし時計」


目覚まし時計を

手に取り、眺めながら

頭を掻いていると


ピローン〜🎵


携帯電話にメールが入って来た


画面を見てみると


(おはよう  もう、起きてる?)


彼女からのメールだ


うわ!どうしよう

この時計からのプレゼントで貰った

目覚まし時計だった


男は、少し考えて

正直に言う事にした


(おはよう(⌒▽⌒)起きてるよ

あのさ.........ちょと言いにくいんだけど)


(何?どうしたの?)


(ごめん....壊しちゃた)


(目覚まし時計ねぇ⏰

大丈夫、今日のデートの時に

新しい目覚まし時計⏰

あげるよ🎁)


(ごめんねm(_ _)m

いつも、悪いね

色んな物貰って)


(いいのよ

私、人にプレゼント🎁するのが

好きなの

じゃあ、いつもの場所に

10:00ねぇ♥️)


(分かった

10:00ねぇ♥️)


彼女と付き合って、半年になるが

デートをする度に

プレゼントをくれる


それも、自分が欲しいと

思っている奴ばかりを


不思議に思い聞いたことがある


どうして分かるの?と

聞いたら

貴方の事なら

口に言わなくても分かるよ

と言っていた


俗に言う

女の感という奴か


ちょっと怖い気もするが


そう思いながら

メールを見てると


何か違和感を感じた


あれ?何かがおかしい


何か、引っかかる


さっき来たメールを

よく読み返した


なんでだ?


これだ

彼女は、何で(目覚まし時計ねぇ)と

言った


自分は、(壊しちゃた)と

しか書いてないのに


まさか


壊れた目覚まし時計を拾い

中を覗くと


前にテレビで、見た事がある

小さい長方形の黒い物が

埋め込まれていた


盗聴器だ


自分は、気持ち悪くなり


目覚まし時計ごと

窓の外に投げ捨てた


「何だ!気持ち悪い!

そうか!これで俺の欲しい物が

分かったんだ

何を考えてんだ一体!」


ピローン〜🎵


メールが入って来た


恐る恐る携帯電話の

画面を見ると



(気持ち悪いて何?

何?何?何?何?何?何?何?何?

何?何?何?何?何?何?何?何?

何?何?何?何?何?何?何?何?

何?何?何?......意味が分からない)



自分は、部屋を見回した





盗聴器は、一個じゃない



彼女から、貰った

全部のプレゼントに.........





2014年9月2日火曜日

Mist

Mist






彼女は、いつも霧の中から現れる


遠くの方から

僕に、優しく微笑み掛けて来る


その微笑みは、とても

優しく暖かくもあり

何故か悲しげだった


話掛けようと

追いかけても


途中で、煙みたいに

フッ、と消えてしまう



彼女は、誰なんだ?


昔から知っている気がする




車で山道を運転中に霧が出て来た

路肩に車を止めて


外に出ると


遠くの木と木の隙間から彼女の

後ろ姿が、見えた気がした


僕は、走った


足がもつれながらも

木と木の間

全速力で、走り


彼女の

白く細い腕を掴む事が出来た




彼女は、振り向き

驚いた、顔で僕の顔を見た



そして


また

あの、暖かく悲しげな笑顔で

僕を見て


柔らかい真っ白な手で

僕の頬撫でた


懐かしい匂いがした


子供時から

嗅いだ事があるような

懐かしい匂い


僕は、抱きつき

何故だか、涙が止め処なく

出て来た


彼女は、白い手で

僕の頭を優しく撫でながら


彼女

「大きくなったわね

近くで見れて嬉しいわ


でもねぇ

貴方はここに来ちゃいけない


帰るの


分かった


いつも、貴方の事見てるからねぇ」





僕は、目を覚ました


ここは、何処だ?

ベットで寝てるみたいだ


夢を見ていたのか?



看護婦

「先生!患者さんが

目を覚ましました

大丈夫ですか?」


「ここは?」


看護婦

「ここは、病院です

貴方は、霧が濃い山道で

運転を誤り

交通事故を起こしたの

良かった

意識が回復して

危なかったのよ

貴方」


「そうだったんですか」


看護婦

「あとね

貴方、うわ言を

ずっと言ってたわ」



「え?

なんて、言ってました」



看護婦

「ママ、ママ、てね」



僕は、自分の頬を触れると

あの温もりと

懐かしい匂いがしたような

気がした



「..........ママ」