2014年7月27日日曜日

愛の形

愛の形









妻が鼻歌を歌いながら

キッチンで手際よく夕食を

作っている


僕は妻の楽しそうな後ろ姿を見て

溜息を尽き


居間のソファに座りながら

上着のスーツを脱いだ


キッチンから

カレーの匂いがここまで

漂うて来た


今日は、なんかいい事が

あったみたいだな


機嫌が良かったり

何かいい事があった日は

いつも夕食にカレーが出てくる


多分、妻は無意識うちにカレーを

作ってるのだろう


分かりやすい性格だ


「もう少しでご飯

出来るから、ちょと待っててね」


「ああ、分かった」


「今日オカズなんだと思う?」


「.........カレーかな?」


「正解〜!」



こっちの落ち込んだ声に

全く気づいていないみたいだ


僕は妻を心の底から愛してる

今でも二人で十分幸せだけど


二人の愛の形を残したいと

思ってる


愛の形.........子供だ


妻と僕の子供が欲しかった


でも、結婚してから

3年間子供に恵まれ無かった


妻は、病院に行こうと

相談して来たが


僕は「大丈夫、いつか出来るよ」と

拒否をして来た


怖かったんだ


もし僕が、子供の出来ない身体

だったら、どうしようと


妻は子供が好きなのを

知っている


僕はコッソリと

自分一人で産婦人科に

行き調べて貰った


脱いだ上着の

スーツの内ポケットから

一枚の紙を出して広げた


(診断書    無精子症)


僕が.........原因だった


僕の身体には精子が全く無い

不完全人間と判断された


医者は、

「漢方薬とか

治療薬があるので

落ち込まないで下さい

今度、奥さんと来て下さいね」


妻か.........



話しないと

いけないよな


黙っていたままじゃ

子供が出来ないままだ


妻がテーブルに

料理を並べ終わり


「出来たわよ お待たせ」


僕は重い足取りで

テーブルに座り

妻に話しかけた


「あのさ、君に伝えたい事が

あるんだよ」


「そうなの、私もよ」


「じゃあ

君からで、いいよ」


「あのね

フフフフフフフゥ」


「なんだよ〜

早く言ってよ」




















「子供が出来たみたい」


「え?     誰の子?」



2014年7月23日水曜日

証明

証明






T博士が、念願の幽霊の見える

機械を開発した


見た目は、ゴツイ双眼鏡で

これで覗くと

幽霊が見えるらしい


T博士は、世間では

狂気の

マッドサイエンティストと

呼ばれていていた


「この世には幽霊は、絶対に

存在する!

ワシが、いつか証明してやる」


こんな事を言ってたら

世間から白い目で見られても

しょうがありません


でも


T博士は、有言実行と言う

言葉どうり


幽霊の見える装置を

開発してしまったのである


助手が嬉しそうに


「ついに、やりましたね

T博士!」と

T博士に言ったが、

全然嬉しそうじゃなく

逆に暗い顔していた


「どうしたんですかT博士?

もしかして失敗ですか?」


「いや、成功じゃよ

装置は完璧だ

ちょと、一緒に来てくれないか?」


そう言って

T博士は、助手を近くにある

幽霊が出る事で有名な墓地に

連れて来た


「その装置で

この墓地を見てくれないか?」


助手は、「分かりました」と言い

恐る恐る覗いて見ると
















ただ暗い墓地しか見えなかった


「どうじゃ

見えないどろう」


「は.........い」


「幽霊なんて

この世にいないんだよ」


「マジですか!」


T博士は、証明してしてしまいました

幽霊が存在しない事を



「T博士」


「なんじゃ」


「.........無かった事にしませか?」


「.........そうじゃな」


明子ちゃん

明子ちゃん






「ねぇ〜ママ、何かお話して?

お願い〜」


5才の娘が布団から顔を出し

おねだりして来た


「友達のママは

いつも夜にお話してくれるってよ」


これは嘘だな


最近嘘をよく

つくようになった


嘘をつくと下唇を少し噛む癖が

あるので、直ぐに嘘だと

分かる


ちょと

怖い話をして   脅かすか


「分かったわ」


「やった〜」


「昔、昔のお話なんだけど


貴方と同じ5才ぐらいの

明子ちゃんと言う

女の子がいました


明子ちゃんは

いつも嘘を言ったりして

ママやパパや周りの人を

困らせていました


困ったパパやママは

神社にお願いしに行きました


「お願いします

うちの明子の嘘を

辞めさせるようにして下さい」


そしたら神社の神様は


「分かった、願いを聞こう

嘘をつくと口が大きくなり

嘘を辞め元の口に戻るように

しよう」


「神様ありがとうございます」


こうして明子ちゃんは

嘘を付くと口が大きくなる様になり


もう、嘘はつかない

だろうと、パパやママは

思っていましたが



明子ちゃんは、嘘をつくのを

やめませんでした


口はドンドン大きくなり


顔が口だけになってしまいました


パパとママは

顔が口だけの明子ちゃんは

外の人に見せられないと

家に閉じ込める様にしましたが


明子ちゃんは、大きくお口で

パパとママを食べてしまい


外に出てしまいました


明子ちゃんは、ねぇ


自分と同じ

嘘をつく子が大好きでね


もしかしたら

近くにいるかもよ

明子ちゃんが!」


「怖い、ママ怖いよ

私もう、嘘はつかない様に

する」


娘は、スッカリ怯えてしまった


ちょと脅かし過ぎたかな



「ねぇ、ママ」


「何どうしたの?」











「パパは

他に好きな人が出来たのに

ママと私を騙したから


明子ちゃんに食べらて

死じゃったの?」



「え?

.........違うわよ


パパはねぇ

事故で階段から落ちて

死んだの


嘘はついてないわよ」



「ママ

口が大きくなっちゃうよ

おやすみなさい」



私は口を触ると

下唇を少し噛んでいた


2014年7月16日水曜日

忘れる男

う忘れる男




男が怠そうに出勤準備をしていた

医者から貰った

栄養カプセルを飲んだが

最近全然効かない

身体が怠いし重い


テレビをつけると

最近よく流れているCMが

写し出された


「皆さん、嫌な思い出!

思い出したくも無い出来事とか

ございませんか?


我が社では、記憶を自由に

消せる装置を開発しました!


もう、嫌な記憶や

思い出したくの無い出来事に

悩まされる事は、ございません!


いい思い出だけを残し

素晴らしい人生送りましょう

どうぞ

メモリーイレイサーまで!」


男は、テレビのCMを

見て馬鹿にするように

軽くあざ笑った


こんな、ペテン師みたいな会社に

行く奴いるのか?

馬鹿馬鹿しいと


男は定期券を内ポケットに

入れると


ポケットの中に

何か紙が入っているのに

気づいた


取り出すと

一枚の領主書を見つけた


(メモリーイレイサー)と書かれていた


男は愕然とした


俺は、この会社に行っているのか?

馬鹿な行って覚えなんて無いぞ!


男は必死になって

思い出そうしたが

全然思い出せなかった


三日間

男は、頭の片隅で

思い出そうと考え続けたが

無駄だった


それどころか

仕事に身が入らなくなり

不眠症気味になっていた


男は決意した

メモリーイレイサーまで

行って

記憶を取り戻そうと

このままでは

ますます体に悪くなって行く


 

会社帰り

メモリーイレイサーに寄った


個室に案内されて

人が良さそうな若い男が

営業スマイルで現れた


「どうも、どうも

この前は、ご利用ありがとう

ございました」


「俺を知っているのか?」


「ハイ、

あー〜そうか!この前来た時

ここに来た、記憶も消して

いましたねぇ」

 

「そうなのか!

俺は、ここに来ていたのか.......

お願いがある!

俺は、何を忘れたのか

教えてくれ!」


若い男は難しい顔をした


「お客様、余り無理を

言わないで下さい

せっかく、嫌な記憶を消したのに

また、思い出すんですか?」


「頼む!お願いだ!

何か、大事な記憶だと思うんだ

覚悟は出来ている

どんな記憶でも、受け入れるよ

だから、思いださてくれ」


「分かりました

そこまで言うのら

しょうがありませんね」


若い男は、個室の奥の扉を

開いた


そこには

ゆったりと座れる椅子があった


椅子の頭部の方にコード

が無数に付いた

半円形のヘルメットがあり


椅子の周りには、何かゴチャゴチャ

した機械が並んでいた


「見て下さい!

これが我が社で開発した

奇跡のマシン

メモリーイレイサーです!」


若い男は鼻を鳴らしながら

ドヤ顔で言ったが

男の別にという顔に

少し不機嫌になり


「では、座って下さい」と言うと

男を椅子に座らせて


頭にヘルメットを乗せた


「本当にいいんですね?」


「いいから、早くしてくれ!」


「少し電気が流れますから

ちょっと痛いですよ」


若い男はスイッチを押した


ゴゴゴゴゴォと

地響きみたいな音が鳴り


男が苦しみ始めた


頭がビリビリ痺れ始めて

頭の中に次々と忘れていた

画面が現れて


頭の中に入っていた


地響きが鳴り終わり

男が項垂れていた


「..........思い出した

全部、思い出したよ」


「良かったですね〜

全部思い出したんですね」


男は体を縮こませて

小刻みに震えていた


「良く無い!

何で、思い出したんだ!


俺は......俺は....癌....なんだ」



男は癌だった

それも、全身に転移していて

もう、助からない体だった


朝飲んでいた栄養カプセルは

抗癌剤の痛み止めだった


男は死の恐怖から

抜け出したい為に

メモリーイレイサーに来て

癌だった記憶を全部消して

いたのだ



男が力無い小さい声で呟いた


「....頼む....もう一回....記憶を

消してくれ」


若い男は、男に耳を近づけて

「え?  何て、言いました」と

聞き返した


男は叫んだ

「頼む!記憶消してくれ!

怖いんだ!恐ろしんだ!

お願いだ....」


若い男は全くしょうが無いな〜

という顔した


「また、

料金が掛かってしまいますけど

いいんですか?」


男は泣きそうな顔で

「幾らでも出す

お願いだ、記憶消してくれ」と

言いながら財布から金を

出して、若い男に渡した


「分かりました

では、そのまま座っていて下さい

今度は、記憶を消しますねぇ


でも、記憶消す時は

最初に一時的に気を失います

目が覚めた時は貴方の

近くの公園のベンチの上です

ここでの記憶も消しておきますよ


それじゃ」


若い男はスイッチを押した


ゴゴゴゴゴォと鳴り

男は気絶した



若い男は、男が気絶したの

確認してから
















男の内ポケットに領主書を入れた


「人とは不思議なもんですんねぇ


悪い記憶を忘れたいくせに

忘れたと気づくと思い出したくなる


人の悲しい性だと

いうことですかねぇ


もう、何回目ですか?

うちに来るのは〜


まぁ、うちは儲かって

仕方無いですけどねぇ


なんせ

リピーター率100%ですからね


ハハハハハハハハァ」


若い男が高笑いしてる横で


男は気持ち良さそうに

安らかな寝顔で寝ていた








2014年7月12日土曜日

神様

神様






「おい!何故、神が俺達、

人間を作ったか、知ってるか?」




酒場のカウンターで

顔を真っ赤かな顔を向けて

酒臭い息を吐きながら

俺に聞いて来た


俺が少し考えて、答えを言う前に

奴がまた喋り出した


「人間を作って、天界から

必死になって生きている俺達を

見て、ニヤニヤしながら

眺める為さぁ」


俺は、「ヘェ〜そうなんだ」と

どうでもいい返事をしたが

奴は、気にしてない様子だった

俺の返事も聞いているのか

疑いたくなるぐらい

また、話始めた


「あいつらは、こっちが

必死になって作った物を

台風や地震や干ばつを起こして

苦しむ姿を見て

腹抱えて笑っているだろうよ


ようは

神様の暇つぶしさぁ


でも人間は神に祈り、神に感謝する

おかしくないか?」


奴の話がやっと終わったと思って

「凄い自論だな〜ちょと

言い過ぎじゃないのか?」と

言ったが


「でな!俺は思ったんだよ」

やっぱり聞いていない


こいつに耳があるのか?

と疑いたくなる


「このまま、あいつらの

オモチャでいるのは、嫌だ!

あいつらばかり好き勝手やって

いい思いするのは!


だから

考えたのさぁ


そして、

いい事を思いついたんだ!」


どうせ、俺の返事なんて

聞いて無いだろうと

思いながらも「何をだ?」と

聞いてみた


「俺はあいつらを利用して

俺が"神になる"事にしたんだ」


俺は耳を疑った

何を言い出すかと

思えば、神になる?


あまりにも驚いて空いた口が

塞がらなかった


奴は子供の時から、よく嘘を

ついていた


口が上手く

最初は皆騙されていたが

直ぐに嘘だと暴露て


皆は無視し始めた


奴は、それでも

嘘を辞めなかった


俺だけが奴を無視せず

奴の嘘を聞いていた


嘘だと分かっていても


奴は、想像力が豊かで

色んな話を聞いているのが

楽しかったからだ



でも


「神のなる」と言った

奴の表情は真剣だった


酔った行き良いでた嘘じゃない

もう顔の赤らみ取れている


本気で言っている


長い付き合いだから

嘘か本当か

直ぐに分かる


俺は「どうやって、神になるだ?」

と聞いたら


奴はニヤと笑い


持っていた

コップに水を入れて

俺の目の前に差し出し


「見てろよ」

言った瞬間


コップの中の水が

一瞬で紫色に変わった


俺は驚いた

奴は、「飲んでみろ」言って

俺にコップを差し出し


恐る恐る飲んで見ると

ワインだった


水からワインに変わって

いたのだ


奴は、驚いている俺を見て

満足そうな顔した


「驚いだろ?

実はな、これは、白ワインに

手で隠し持っていた

粉を見えないように入れた

だけ、なんだ


知らない奴はこれを

見たら、奇跡だと思って

俺を神の申し子だと

言うだろう


俺は、今日から旅に出る

俺の素性を知らない場所で


神になるんだ!


お前とは、お別れだ


俺の嘘を今まで聞いてくれて

ありがとなぁ」


そう言って

奴は立ち上がり


俺の別れの言葉も聞かずに

去って行った




















イエス・キリスト




お前の嘘、面白かったよ


水の上を歩く事が出来るとか


嵐を静める事が出来るとか


俺は馬小屋で生まれた

神の子で父親がいない

けど生まれてこれたとか


お前の嘘は

もう聞け無いんだな.........




お前が神になる事を祈っているよ



2014年7月5日土曜日

死神

死神





海と空が夕日に染まり

一面を真っ赤に染めている

まるで絵に描いたような

絵画のような景色だ


今日はいつもとは

違う感じで風景が見える


なんて美しいだ


この光景が最後になるのか


今俺は砂浜に座て景色を

見ている


その隣では、死神が座って

ポテトチップスをバリバリと

音を立てて

食いながら同じ景色を見ている


黒いローブを着て

鎌を砂浜に置いて

骸骨が旨そうに食っている


全くせっかくの風景が

台無しだ!


よくまあバリバリと

食えるな


俺が感傷に浸っているのに

この死神は、と思いながら

睨んでいると


死神が俺の視線に気づいて

ポテチを差し出した


死神

「あ!ごめん!食べる?」


「イヤ、いらない」


死神

「イヤイヤイヤ

これ、美味いよ

新作のバニラアイス風味

騙されたと思って食ってみぃ〜」


「.........ごめん

お腹すていないんだ」


死神

「あっそう

バリバリ、バリバリ、」


バリバリうるせ〜んだよ


それに匂い!


バニラとポテチの

混じった

変な匂いが俺の所まで

臭って来て


臭いだよ!


あーあーあーもう〜

凄いこぼしてるじゃん


汚ねえ食い方だな


指を舐めるな指を


あ!指じゃねか骨か!


ダメだダメだ


せっかくの最後時間


こいつのポテチ食う姿を

見て終わらせたく無い


海を見よう


美しい景色の海を



それにしても変な気分だ


最後の時を死神と二人きりで

過ごすなんて


俺は後

五分後に死ぬ




あれは

一週間前の話になる


一人暮らしのアパートに

いきなり、死神現れた


そして俺にこう言った

死神

「おめでとうございます

貴方様は100年に一度

一週間前に死ぬ事が分かる

権利に選ばれました

パチパチパチパチ」


最初は驚いたさぁ

嘘だろうと思い

全く信じ無かったが


徐々に本当だと分かった


この死神は自分しか見えて

いないらしく


他の人には見えていない


宙に浮かんだり

壁もとうり抜ける


その光景を目の当たりにして


最初は絶望したよ


一日目は、会社には

行かず家に閉じこもり

外に出なかった

でも、それじゃ勿体無いと気づき


二日目は貯金を

全部下ろし、贅沢しようと

したが


見る物全てが虚しくなり

豪華な食事もしたが

美味しくなかった


三日目は家で考えた

どう生きればいいか

何をすればいいかを?

そこでやりたい事に気づいた


四日目は二つの保険に入り

友達を家に呼んで

遅くまでドンチャン騒ぎをした

この時に友達がバニラ風味ポテチを

冗談で買って来て

皆が引いているのに死神だけが

目輝かせていた



五日目は久しぶりに

実家に帰り親孝行して

保険の用紙と今までの

感謝の気持ち書いた手紙を

入れた封筒を渡して

三日後に開けてくれと頼んだ

死ぬ事は話さなかった


六日目は彼女に会い

遊園地に行き最後の思い出を作った

Hをしたかったけど

死神

「遠慮せずにどうぞ、どうぞ」と

言ったが

死神の顔がニヤついていたので

出来なかった


彼女と別れる間際に

保険の用紙と俺の事は忘れてくれ

と書いた手紙を入れて渡して

二日後に開けてくれと頼んだ

彼女にも死ぬ事は話さなかった



そして今日は

最後に海が見たいと思い

ここにいる


ワザと誰もいない浜辺を選んだ

もし自分が死ぬ時に

誰も巻き込まないように


やりたいことは全部やった


自分の思いを相手に

伝えたし

これで良かったんだ


今もう、死ぬ事の恐怖はもう無い


後、一分


そう言えば、死ぬ時間は聞いたが


死に方までは、死神に

聞いていなかった


苦しむのかな

楽にいけるのかな?


俺は死神の方に顔向けて聞いた


「あのさぁ、俺、どんな

死に方で死ぬんだろう?」


死神

「あ!そう言えば

言って無かったねぇ」


死神はポテチでベトベトの手で

空に指をさした


指の先の空には何かが

近づいて来るのか見えた













死神

「あれ見える、隕石

あれがねぇ

ここに落ちて来て死ぬの

バリバリ」


「え?」


死神

「あの隕石ねぇ

凄くデカイの

あの隕石で地球はもう

粉粉かな〜バリバリ

人間は皆死んじゃうかな〜

いや〜仕事が忙しくなるよ〜

バリバリ」


「てめー!

じゃあ

今までやって来た事が無駄に

なるじゃねえか!


なんで最後お前と

いなきゃいけないいんだよ!


いい加減ポテチ食べるやめろ!


皆が死ぬと分かってたら


両親や友達や彼女と

一緒にいられ.........」



ドカーン💥

2014年7月1日火曜日

(童話) 魔女よ旅人

(童話)    魔女と旅人







その夜は森の奥地で

満月に吠える一匹の狼がいた


静まり返った森の静けさを

打ち消す様に


哀しげな遠吠が響いていた


「糞ーー!あの魔女め!

俺を魔法で狼にしやがって


ぶっ殺してやる!」


この狼は旅人で元々は人間だったが

魔女によって

狼にされてしまったのである


何故狼になったのか?


それは旅の途中

日もくれて

周りが薄暗くなった

森の奥地で道に迷ってしまった

事から始まった


旅人は何処かに家は無いかと

森を彷徨っているうちに

一軒の灯りのついた家を見つけた


旅人は道を聞こうと思い

尋ねると


家の中から優しそうな

お婆さんが出て来た


お婆さんは、「まぁまぁ

旅人さん、疲れたでしょ?

少し上がって休んで行きなさい」

と優しく微笑みながら言ったので


お婆さんの言葉に甘えて

家に上がらせて貰った


旅人は椅子に座ると

お婆さんから暖かいスープを貰い

旅人は礼をいいながら

飲み始めた


お婆さんはスープを飲む男を

笑顔で見ながら話始めた


お婆さん

「こんな山奥で

道に迷って大変でしたでしょ?


さぞかし、疲れたでしょ?


どうぞ


ゆっくり、休んでいって下さいよ


私はこの森に一人で暮らしていて

丁度、話相手が欲しかった所なんだよ


そうそう


明日ねぇ


孫が私の所に遊びに来るんだよ

可愛い孫でね


孫の為に得意料理を食べさせて

あげようと思うだけど


材料が見つからなくってねぇ〜

困っていた所なんだよ〜」


旅人は話を聞きながら

スープを貰ったお礼に

材料を取って来て上げると

お婆さんに言ったが


お婆さんは

大丈夫、大丈夫と言った


お婆さん

「心配して貰ってありがとうね

でも、丁度材料が手に入ったから

良かった」


旅人は何の材料か聞いた


お婆さん

「それはね

狼の肉なんだよ」


旅人は家の中を見渡しが

狼の死骸は無かったが


急に頭がフラフラして

目の前が景色が歪み


椅子から倒れて動けなくなって

しまった


お婆さんが男に近づき

優しく頭を撫でて


薄気味悪い笑みを浮かべて

男に話かけた


お婆さん

「悪いねぇ〜ここら辺では

狼が中々いなくってねぇ


このスープは人間が狼になる

スープなんだよ


イヒヒヒヒヒ


あんたに、狼になって貰うよ


可愛い、可愛い、孫の

為にねぇ


エヘヘヘヘヘ


私の孫はねぇ........いつ.....赤い.........

き......ん.」



旅人は意識が朦朧と中

お婆さんの話が途切れ、途切れしか

聞き取れなかった


旅人は、この魔女から

早く逃げ出さないと料理に

させれてしまうと思い


意識が朦朧とする中

力を振り絞り

魔女を両手で押し倒して


家から飛び出して

走って逃げた


後ろから、恐ろしい声で

追いかける

魔女の声が聞こえきた


魔女

「待て!狼!逃げるんじゃないよ

糞ー!まだ逃げる力が

残っていたなんてーーー!


待てーーー!狼ーー!」


旅人は、死ぬもの震いで

走った


だんだん

走って行くと意識がはっきり

して来て


スピードが早くなっていくの

に気づいた


旅人はこんなに早く自分が

走れるのかと思いながら


魔女の声が段々と遠くなり

聞こえなくなっきた


旅人は立ち止まり

後ろを振り返ると


もう、魔女の姿は見えなくなって

いた




良かった魔女から逃げせたと

安堵していると


近くに川の流れる音が

聞こえて来たので


走って喉もカラカラになったし

水を飲もうと川に近づき


水面を見ると


そこには狼の顔が映っていた


旅人は驚き

腰を抜かして周りを見たが


周りに狼などいない


恐る恐る

また

水面を見て見ると


水面に映し出せれた狼は

自分の顔だと気づいた


旅人は狼になってしまったのである


旅人は哀しみと怒りで

夜空に浮かぶ満月に吠えた


「あの魔女め!


復讐してやる!

俺をこんな姿にしやがって!


俺を食う?


ふん、ふざけやがって!


俺が逆に魔女を食ってやる


俺は狼だ!


そうだ!あの魔女


明日、孫が遊びに来ると

言っていたな〜


どうせ、魔女の孫だ

悪い奴だろう


一緒に孫も食ってやる


確かこう言ってたな.........









いつも

赤い、ずきんを被っていて.........



赤ずきんと.........」






episode、0


(赤ずきん)


to be continue.........