(童話) 魔女と旅人
その夜は森の奥地で
満月に吠える一匹の狼がいた
静まり返った森の静けさを
打ち消す様に
哀しげな遠吠が響いていた
狼
「糞ーー!あの魔女め!
俺を魔法で狼にしやがって
ぶっ殺してやる!」
この狼は旅人で元々は人間だったが
魔女によって
狼にされてしまったのである
何故狼になったのか?
それは旅の途中
日もくれて
周りが薄暗くなった
森の奥地で道に迷ってしまった
事から始まった
旅人は何処かに家は無いかと
森を彷徨っているうちに
一軒の灯りのついた家を見つけた
旅人は道を聞こうと思い
尋ねると
家の中から優しそうな
お婆さんが出て来た
お婆さんは、「まぁまぁ
旅人さん、疲れたでしょ?
少し上がって休んで行きなさい」
と優しく微笑みながら言ったので
お婆さんの言葉に甘えて
家に上がらせて貰った
旅人は椅子に座ると
お婆さんから暖かいスープを貰い
旅人は礼をいいながら
飲み始めた
お婆さんはスープを飲む男を
笑顔で見ながら話始めた
お婆さん
「こんな山奥で
道に迷って大変でしたでしょ?
さぞかし、疲れたでしょ?
どうぞ
ゆっくり、休んでいって下さいよ
私はこの森に一人で暮らしていて
丁度、話相手が欲しかった所なんだよ
そうそう
明日ねぇ
孫が私の所に遊びに来るんだよ
可愛い孫でね
孫の為に得意料理を食べさせて
あげようと思うだけど
材料が見つからなくってねぇ〜
困っていた所なんだよ〜」
旅人は話を聞きながら
スープを貰ったお礼に
材料を取って来て上げると
お婆さんに言ったが
お婆さんは
大丈夫、大丈夫と言った
お婆さん
「心配して貰ってありがとうね
でも、丁度材料が手に入ったから
良かった」
旅人は何の材料か聞いた
お婆さん
「それはね
狼の肉なんだよ」
旅人は家の中を見渡しが
狼の死骸は無かったが
急に頭がフラフラして
目の前が景色が歪み
椅子から倒れて動けなくなって
しまった
お婆さんが男に近づき
優しく頭を撫でて
薄気味悪い笑みを浮かべて
男に話かけた
お婆さん
「悪いねぇ〜ここら辺では
狼が中々いなくってねぇ
このスープは人間が狼になる
スープなんだよ
イヒヒヒヒヒ
あんたに、狼になって貰うよ
可愛い、可愛い、孫の
為にねぇ
エヘヘヘヘヘ
私の孫はねぇ........いつ.....赤い.........
き......ん.」
旅人は意識が朦朧と中
お婆さんの話が途切れ、途切れしか
聞き取れなかった
旅人は、この魔女から
早く逃げ出さないと料理に
させれてしまうと思い
意識が朦朧とする中
力を振り絞り
魔女を両手で押し倒して
家から飛び出して
走って逃げた
後ろから、恐ろしい声で
追いかける
魔女の声が聞こえきた
魔女
「待て!狼!逃げるんじゃないよ
糞ー!まだ逃げる力が
残っていたなんてーーー!
待てーーー!狼ーー!」
旅人は、死ぬもの震いで
走った
だんだん
走って行くと意識がはっきり
して来て
スピードが早くなっていくの
に気づいた
旅人はこんなに早く自分が
走れるのかと思いながら
魔女の声が段々と遠くなり
聞こえなくなっきた
旅人は立ち止まり
後ろを振り返ると
もう、魔女の姿は見えなくなって
いた
良かった魔女から逃げせたと
安堵していると
近くに川の流れる音が
聞こえて来たので
走って喉もカラカラになったし
水を飲もうと川に近づき
水面を見ると
そこには狼の顔が映っていた
旅人は驚き
腰を抜かして周りを見たが
周りに狼などいない
恐る恐る
また
水面を見て見ると
水面に映し出せれた狼は
自分の顔だと気づいた
旅人は狼になってしまったのである
旅人は哀しみと怒りで
夜空に浮かぶ満月に吠えた
「あの魔女め!
復讐してやる!
俺をこんな姿にしやがって!
俺を食う?
ふん、ふざけやがって!
俺が逆に魔女を食ってやる
俺は狼だ!
そうだ!あの魔女
明日、孫が遊びに来ると
言っていたな〜
どうせ、魔女の孫だ
悪い奴だろう
一緒に孫も食ってやる
確かこう言ってたな.........
いつも
赤い、ずきんを被っていて.........
赤ずきんと.........」
episode、0
(赤ずきん)
to be continue.........