神様
「おい!何故、神が俺達、
人間を作ったか、知ってるか?」
酒場のカウンターで
顔を真っ赤かな顔を向けて
酒臭い息を吐きながら
俺に聞いて来た
俺が少し考えて、答えを言う前に
奴がまた喋り出した
「人間を作って、天界から
必死になって生きている俺達を
見て、ニヤニヤしながら
眺める為さぁ」
俺は、「ヘェ〜そうなんだ」と
どうでもいい返事をしたが
奴は、気にしてない様子だった
俺の返事も聞いているのか
疑いたくなるぐらい
また、話始めた
「あいつらは、こっちが
必死になって作った物を
台風や地震や干ばつを起こして
苦しむ姿を見て
腹抱えて笑っているだろうよ
ようは
神様の暇つぶしさぁ
でも人間は神に祈り、神に感謝する
おかしくないか?」
奴の話がやっと終わったと思って
「凄い自論だな〜ちょと
言い過ぎじゃないのか?」と
言ったが
「でな!俺は思ったんだよ」
やっぱり聞いていない
こいつに耳があるのか?
と疑いたくなる
「このまま、あいつらの
オモチャでいるのは、嫌だ!
あいつらばかり好き勝手やって
いい思いするのは!
だから
考えたのさぁ
そして、
いい事を思いついたんだ!」
どうせ、俺の返事なんて
聞いて無いだろうと
思いながらも「何をだ?」と
聞いてみた
「俺はあいつらを利用して
俺が"神になる"事にしたんだ」
俺は耳を疑った
何を言い出すかと
思えば、神になる?
あまりにも驚いて空いた口が
塞がらなかった
奴は子供の時から、よく嘘を
ついていた
口が上手く
最初は皆騙されていたが
直ぐに嘘だと暴露て
皆は無視し始めた
奴は、それでも
嘘を辞めなかった
俺だけが奴を無視せず
奴の嘘を聞いていた
嘘だと分かっていても
奴は、想像力が豊かで
色んな話を聞いているのが
楽しかったからだ
でも
「神のなる」と言った
奴の表情は真剣だった
酔った行き良いでた嘘じゃない
もう顔の赤らみ取れている
本気で言っている
長い付き合いだから
嘘か本当か
直ぐに分かる
俺は「どうやって、神になるだ?」
と聞いたら
奴はニヤと笑い
持っていた
コップに水を入れて
俺の目の前に差し出し
「見てろよ」
言った瞬間
コップの中の水が
一瞬で紫色に変わった
俺は驚いた
奴は、「飲んでみろ」言って
俺にコップを差し出し
恐る恐る飲んで見ると
ワインだった
水からワインに変わって
いたのだ
奴は、驚いている俺を見て
満足そうな顔した
「驚いだろ?
実はな、これは、白ワインに
手で隠し持っていた
粉を見えないように入れた
だけ、なんだ
知らない奴はこれを
見たら、奇跡だと思って
俺を神の申し子だと
言うだろう
俺は、今日から旅に出る
俺の素性を知らない場所で
神になるんだ!
お前とは、お別れだ
俺の嘘を今まで聞いてくれて
ありがとなぁ」
そう言って
奴は立ち上がり
俺の別れの言葉も聞かずに
去って行った
イエス・キリスト
お前の嘘、面白かったよ
水の上を歩く事が出来るとか
嵐を静める事が出来るとか
俺は馬小屋で生まれた
神の子で父親がいない
けど生まれてこれたとか
お前の嘘は
もう聞け無いんだな.........
お前が神になる事を祈っているよ
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