明子ちゃん
「ねぇ〜ママ、何かお話して?
お願い〜」
5才の娘が布団から顔を出し
おねだりして来た
「友達のママは
いつも夜にお話してくれるってよ」
これは嘘だな
最近嘘をよく
つくようになった
嘘をつくと下唇を少し噛む癖が
あるので、直ぐに嘘だと
分かる
ちょと
怖い話をして 脅かすか
「分かったわ」
「やった〜」
「昔、昔のお話なんだけど
貴方と同じ5才ぐらいの
明子ちゃんと言う
女の子がいました
明子ちゃんは
いつも嘘を言ったりして
ママやパパや周りの人を
困らせていました
困ったパパやママは
神社にお願いしに行きました
「お願いします
うちの明子の嘘を
辞めさせるようにして下さい」
そしたら神社の神様は
「分かった、願いを聞こう
嘘をつくと口が大きくなり
嘘を辞め元の口に戻るように
しよう」
「神様ありがとうございます」
こうして明子ちゃんは
嘘を付くと口が大きくなる様になり
もう、嘘はつかない
だろうと、パパやママは
思っていましたが
明子ちゃんは、嘘をつくのを
やめませんでした
口はドンドン大きくなり
顔が口だけになってしまいました
パパとママは
顔が口だけの明子ちゃんは
外の人に見せられないと
家に閉じ込める様にしましたが
明子ちゃんは、大きくお口で
パパとママを食べてしまい
外に出てしまいました
明子ちゃんは、ねぇ
自分と同じ
嘘をつく子が大好きでね
もしかしたら
近くにいるかもよ
明子ちゃんが!」
「怖い、ママ怖いよ
私もう、嘘はつかない様に
する」
娘は、スッカリ怯えてしまった
ちょと脅かし過ぎたかな
「ねぇ、ママ」
「何どうしたの?」
「パパは
他に好きな人が出来たのに
ママと私を騙したから
明子ちゃんに食べらて
死じゃったの?」
「え?
.........違うわよ
パパはねぇ
事故で階段から落ちて
死んだの
嘘はついてないわよ」
「ママ
口が大きくなっちゃうよ
おやすみなさい」
私は口を触ると
下唇を少し噛んでいた
0 件のコメント:
コメントを投稿