(バレンタインデー)
2月14日 16:00時
学校の教室で一人の男子生徒が
に座って外を眺めていた
「ハァー!」
深い溜息をついて
帰る準備を始めた
今年も駄目だったか
学校に一番早く来て期待しながら
待っていたが
収穫ゼロか
帰る準備が終わり
帰ろうとした時
教室の後ろの扉に
女子が立ってこちらを見ていた
女子
「まだ、教室にいたんだ
帰らないの?」
男子
「なんだ!お前か
今から帰るよ」
そこにいた女子は
幼馴染の女子だった
家も近所で小中高とも同じ学校
いつも、
俺の世話を焼こうする
変わり物だ
女子
「じゃあ〜一緒に帰って
あげようか?」
男子
「別にいいよ一人で帰るよ」
女子
「何よ!一緒に帰ってあげる
て行ってあげてるのに」
たく!なんで、いつも偉そうに
言うだ!腹が立つ
男子
「俺なんかと帰ったら
周りが誤解するだろ
そうじゃなくても
小中高同じで変な誤解うみやすい
だから
それに、お前は頭いいから
もっとランクの上の高校
行けただろ?
何故ランクを下げて
俺と同じ高校来たんだ?」
女子
「変な誤解しないでよね
ただ家に近い高校を
選んだけよ..........
これでも、私モテるのよ
あなたなんかより
いい男が寄って来るんだからねぇ」
男子
「あ〜そうですか
じゃあ!早く彼氏作れよ
いつまでも俺にかまってんじゃ
ねぇ〜よ」
女子
「..........うるさいわね!
あんただって彼女いないじゃん!
そうだ!今日貰えたの?
..........チョコ?」
男子
「う、うう、うるさい!
お前に関係ないだろ!」
女子
「はは〜ん
貰えなかったのね、可哀想に〜」
男子
「そっちはどうなんだよ
誰かにチョコあげたのかよ?」
女子
「え?..........私は別に
チョコなんて..........」
男子
「だから、お前は
彼氏出来ないだよ
ちゃんと好きな人に告白しないと
彼氏出来ねぞ
好きな人が逃げちゃうぞ!」
女子は顔下げて急に黙り
始めた
男子
「おい!何黙ってんだよ
チッ、しゃあない
俺も手伝ってやるからさぁ」
女子は顔上げて男子の目見て
小さい声で呟いてた
女子
「....................好き」
男子
「俺に言ってどうするんだよ
お前の好きな人に
言わないと
たく!お前はさぁ〜」
女子顔赤くして
男子を睨みつけた
女子
「本当!あんたって!
馬鹿!馬鹿!馬鹿!
死んじゃえ!
もう、死んじゃえ!」
男子
「え?え?なんで怒ってるの?
それに、涙目になってるぞ
大丈夫か?
おい?何処か痛いのか?」
女子
「..........もう!
本当!鈍化!私帰る!」
女子は怒って帰って
行った
と思ったら
また男子の所に戻って来て
女子は鞄の中から
箱を取り出して
男子に渡した
ピンクの箱で綺麗にラッピングして
あるやつだ
女子
「これ!
あんたが可哀想だからあげる
んだからね!
義理だから義理!」
そう言って女子は
足早に去って行った
男子は頭かいて
困った顔になっていた
全く、女て奴は!
男子はラッピングの
紐を外し箱を開けて
中身を見た
綺麗なハートの形をしたチョコで
真ん中に
大きく 好き と書かれていた
毎年、毎年、手作りで
作って来てくれる
最初の時のチョコは酷かったな
ハートの形みたいな
歪な形をしていて
味も酷かった
今じゃ
男子はチョコを一口食べた
美味しい
本当に上手くなった
これなら
いい彼氏が見つかるかもな
俺じゃなく
もっといい彼氏を

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