【 決心 】
私は、石橋の上で
横になり、涙を必死に堪えている
とめどなく襲って来る
悲しみと怒りに、涙が誘い掛ける
堪えきれず
一筋の涙が零れた
私は、両腕で顔を隠した
「あいつ、まだ、怒ってたんだ」
誰もいない石橋で
独り言を呟いた
あいつとは、私の彼氏だ
この前、つまらない事で
喧嘩をして
学校で、会っても
お互い、無視をしていた
本当は、謝りたかった
素直になって
「ごめなさい」と言いたかった
だけど......私の中の意地が
邪魔をして、言えなかった
でも
今日、彼の方から話掛けてくれた
彼
「これさぁ
お前が、読みたかった
推理小説だろ
俺、読み終わったから
貸してやるよ」
私
「え......あ...ありがとう」
嬉しかった
なんだか
私自身が謝れなかった事に
子供ぽく思えた
家で、ゆっくり読もうと
思ったけど
我慢出来ず
下校途中の石橋に
自転車を止めて、
ウキウキしながら本を開いた
一ページ目
(◯◯◯が犯人だ!)
太い文字で
犯人の名前が、マジックで
書かれていた
ぜってーーーーー許さね❗️
明日!あいつ、ぶっ飛ばす
そう
私は、石橋の上で、心に決めた
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