2014年8月21日木曜日

決心




【    決心     】




私は、石橋の上で

横になり、涙を必死に堪えている


とめどなく襲って来る

悲しみと怒りに、涙が誘い掛ける


堪えきれず

一筋の涙が零れた


私は、両腕で顔を隠した


「あいつ、まだ、怒ってたんだ」


誰もいない石橋で

独り言を呟いた


あいつとは、私の彼氏だ


この前、つまらない事で

喧嘩をして


学校で、会っても

お互い、無視をしていた


本当は、謝りたかった


素直になって

「ごめなさい」と言いたかった


だけど......私の中の意地が

邪魔をして、言えなかった


でも


今日、彼の方から話掛けてくれた


「これさぁ

お前が、読みたかった

推理小説だろ

俺、読み終わったから

貸してやるよ」


「え......あ...ありがとう」


嬉しかった


なんだか

私自身が謝れなかった事に

子供ぽく思えた


家で、ゆっくり読もうと

思ったけど


我慢出来ず


下校途中の石橋に

自転車を止めて、

ウキウキしながら本を開いた








一ページ目


(◯◯◯が犯人だ!)


太い文字で

犯人の名前が、マジックで

書かれていた



ぜってーーーーー許さね❗️

明日!あいつ、ぶっ飛ばす


そう

私は、石橋の上で、心に決めた



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