2013年11月21日木曜日

(モーニング)

(モーニング)




(うーん、なんて朝日が
眩しいんだ)

カーテンの隙間からこぼれる
光が刺すように男の目を
捉えた

(今、06:20か
今日もいい天気だ)

男は目覚まし時計を見てから
ベッドに目をやると
彼女が
大の字で足を開き
掛け布団をはい出
イビキをかいて寝ているの
を見て
男はクスッと笑った

掛け布団を掛けてあげると
彼女から酒臭い匂いが
漂ってきた

男は鼻を摘まむみ
溜息ついた

昨日、彼女は帰りが遅かった
帰って来たのは深夜だ

男は寝ないで
起きて彼女の帰りを待っていた

電話しようとしたが
彼女は昨日電話で会社の人と
飲むと言っていたから
邪魔しちゃ悪いと思い
電話が出来なかった

(仕事の付き合いだから
しょうがない

でも、仕事じゃなく
仕事の同僚と浮気だったら
どうしよう?

昨日、彼女に聞くべきだったか?
でも、聞いたら
彼女と関係が壊れるのが
怖かった

浮気と分かったら
自分がどうなってしまうか
分からない

殺してしまうかも..........)

男は彼女の頬を軽く手で
撫でるように触り
微笑みかけ

(彼女がそんな事をする
分けがない
俺は信じているよ)

男は目覚まし時計を見ると
06:29だった

(もう、すぐ目覚まし時計が
鳴るな、ベットに入るか)











≫ジリリリリリリリ≪

「うーーーん、もう、朝?」

バシ

彼女が乱暴に目覚まし時計を
止めて上半身を
起こして、背のびをした

「ファァァァ頭痛てぇ
昨日の飲み過ぎた
う、う、う、
おはよう」

(おはよう)


「誰もいないのに、言っちゃた
テヘッ(笑)」

男はベットの下で
微笑みながら
(ここにいるよ)と
心の中で、返事をした


2013年11月12日火曜日

桃太郎 (道中の巻)

桃太郎    (道中の巻)



あー〜ーマジでありえね〜
何で今から鬼退治に行かなきゃ
なんねえーの、ありえね〜

鬼だよ、鬼
バカじゃね〜の
猿、俺、キジと馬鹿❗️
この2匹と一羽と一人で
鬼にかなうはずないじゃん

鬼は大勢いるんだぜ

犬の俺が考えたって
数で負けてんじゃん

あの馬鹿❗️計算出来ないのかよ

まさか散歩の途中で馬鹿に
会ったのが運の尽き

話かけなきゃよかった

{30分前}

犬「あ!桃太郎さん(馬鹿)
おはようございます
これから、何処に行くんですか?」

桃「よっ!犬
これから鬼退治に行くんだよ」

犬「マジですか?
(馬鹿かこいつ一人で敵うはずないじゃん)    頑張って下さい」

桃「そうだ!きびだんご食べる?」

犬「いいんですか?
ありがとうございます
じゃお言葉に甘えて
上手い、上手い、
ご馳走様でした」

桃「今、食べたよね?
きびだんご?」

犬「ハイ!食べましたけど?」

桃「実は、鬼退治に行くのに
お供を探してたんだ
いや〜丁度、良かった」

犬「はい?」

桃「だ、か、ら、きびだんご
食べたよね?
まさか、きびだんご食べといて
そのまま帰るつもりじゃ
無いよね」

ボキッボキッボキッ(手の関節を
鳴らす音)

犬「..........お供させて下さい」

本当馬鹿だった
まさか、きびだんご一個で
地獄のツワーに参加させられるとは

きびだんご一個で命はれっかよ

途中で猿とキジもよくノコノコ
付いて来たな〜

こうなったら、途中で逃げるしかない
丁度、馬鹿も先頭を歩きながら
変な鼻歌、歌ってるし

小声
犬「おい!猿、猿」

猿「なんだよ、うるせえな〜犬」

犬「馬鹿!声デカイよ
今から逃げねか?
相手、鬼だぞ鬼!敵うはずないよ
今のうち逃げちまおぜ」

猿「馬鹿はお前だ
俺が勝算も無いのに付いて
行くわけないだろ」

犬「え‼︎   このメンバーで
鬼に勝てるの?」

猿「俺の情報によると鬼達は
夜、酒を飲んで宴会をするみたい
なんだ
それも、まともに立てないぐらいにな
そこを夜の暗闇に巻きれ混んで
奇襲をかけてボスの鬼だけを倒せば
子分の鬼は負けを認めるみたいなんだ

桃太郎は頭は弱いが腕が立つ
酒に酔ったボスなら
勝算はかなりある」

犬「お前すげ〜な」

猿「これからの時代
情報が戦の勝算を決めるんだよ
力だけの時代は、終わったよ

それに鬼を倒せば村人から
奪った財宝が手に入るんだぞ
鬼ヶ島に行く価値はあるぞ」

犬「そうか、財宝が手に入るのか
行く価値あるな
でも、もしやられそうになったら?」

猿「その時は、桃太郎を
置いて、逃げるぞ
この中で一番足が遅いのは
桃太郎だからな
その時は悪いが囮になってもらう」

犬「おめ〜悪だな〜
でも、断然やる気になってきた
何か楽しくなってきたぞ

そうだ、キジ、お前も
この事分かってて付いてきたのか?」

キジ「 え?これから
ピクニックじゃないの?」

猿、犬「.................(~_~;)」

犬「馬鹿がもう一人いた」

猿「違うよ、一羽だよ」

そんあこんなで
猿の悪知恵の策略で..............おっと
間違えた

訂正

桃太郎の勇敢な活躍で鬼を
退治することが出来ました

めでたし   めでたし





2013年11月9日土曜日

タンス

(タンス)


「ただいま」
あれ!まだ帰って来てないんだ

また、彼氏の所か

うちの母は最近彼氏が出来て
毎日のように会っている

小学校から帰ってきても
いない事が多くなった

家事もろくにしないで
家の中は荒れ放題で足の踏み場も
見つけるのがやっとだ

父がいた時にはこんな事
無かったのに

父は何処に行ったんだろう

消息不明になって一ヶ月

突然姿を消した

いなくなる理由が全く分からない

一ヶ月前
母と父が何か真剣に話し合いを
していて

母に
「あんたは明日学校だから
早く寝なさい」と言われ

気になりながらも
眠りについて

私が朝起きると
神隠しにあったかのように
消えいた

母に聞いても無表情で
「わかからない」としか
言ってくれなかった

心配じゃないのかと思って
しまう

逆に何かに解放されたみたい
で生き生きし始めた

もしかして

いや、そんな事は無い
うちの母が...........

でも、気になることがある

父がいなくなってから

母が言った
「よく聞いて、私の寝室にあるタンスだけ
は絶対に開けちゃダメよ!分かった
開けたら後悔するわよ」

母の目が見開いて私の目じっと見て
怖かった

「分かった」としか言えなかった

でも、もうこんな生活、我慢の限界
だった

食べ物はいつもコンビニのオニギリ
洗濯物もろくにせず

自分だけクリーニング出して

私は自分で手洗い洗濯機なんて
うるさいから使わせてもらえない

この状況を変えないと

母はまだ帰って来てない

寝室に入り

タンスが目の前にある
両開きの
180cmある大きなタンスだ
そびえ立つタンスに暗い
濁った威圧感を
感じる

どうする?

本当に開けるの?

もし開けたら..........

でも、この状況を変えたい

私はタンスの取っ手を握り
思いっきり開けた



目をつぶっていてまだ見てない


ユックリ目を開けると








何も無かった


私は目を擦り
もう一回隅々まで見たが何も
無かった


何で?

何で何もないの?

その時!物音気づいて
扉の方を見ると母が此方を
見ていた

私は顔が青ざめ
「あ、あ、え、え..........」と
言葉が出なかった

「開けちゃダメって言ったでしょ
しょうがない子ね」
母ニッコリ笑い私に近づいた

「もしかして何かあると思った?」

「ごめんなさい!ごめんなさい!
いつも気になっていて
つい!開けてしまいました」

必死に頭を下げて謝りました

顔を上げて母の顔が見るのが
怖くって
頭を下げたままでした

母の手を見ると何故か


包丁を
持っていました


「馬鹿な子ね

(これから、入れるのよ)

あんたが❗️」












アライグマの災難

おはようございます

アライグマです

そんな目で見ないで下さい

見ないで

見るんじゃねーーーー❗️

こんな事になったのも
動物園をクビになった
せいなんだよ(涙)

人間が見に来ても
全く動かず
(なんで動かなきゃいけないんだ(怒)

食べ物を渡されても洗わず
(だって、綺麗に洗われた食べ物
出て来て何故洗う必要がある
あれは、飼育員のミスだよミス)

終いにゃ園長に呼び出されて

「ちょと、アライグマ君
園長がお呼びだよ」

「あ、飼育員さん
あん!あのハゲが呼んでるって
たく!しょうがねなー」

「ごめんね!仕事中に」

「飼育員さん腰低すぎ
あんなガツンと言ってやればいいん
ですよ」

園長室

「君には、悪いが出てってもらうよ」

「何故ですか?(このハゲ)」

「だって、君、動かないし
アライグマの特権の食べ物洗わないし
もう、洗わなかったら
そりゃただのクマだよ」

(え?クマじゃねーし)

「糞ハゲ❗️アライグマだからって
洗うと思ったら大間違いだ」

「うるさいは❗️ボケ
ハゲたくって禿げてるわけじゃ
ね〜んだ!ただのクマ」

(だからクマじゃねーし)

「俺の代わりなんていないだろ
ハゲ❗️」

「ハゲ、ハゲ、うるさいわ(激怒)
お前の代わりにあそこには
レッサーパンダを入れる事にした
パンダだぞパンダ❗️」

(パンダじゃねーし)

「ふざけるな〜この電球ハゲ
何!頭光らせてるんだ
エコかぁエコ!地球に優しいな
俺にも優しくしろ」

「うっさい!金食い虫のクマ
飼育員早く追い出せこの
ただのクマを」

まさか、本当に追い出すとは

飼育員さんは
「園長に説得してみるから
少しの間、外で暮らしてくれないかな
ごめんね」

「わかりました、しばらくは
大人しく外で暮らします」

んなわけねーだろ!

動物園に忍び込んで
あのハゲの毛全部むしってやると

思ったら、このザマです

糞ーー動物園まで来ているのに

誰か助けてーー❗️

あ!ホスト風の男とキャバクラ風
の女がこっちに来る

こっち!こっち!
助けてー

「きゃあ!可愛いアライグマだよ」

「本当だアライグマだ可愛いね」

いいから助けろボケ

なんだ?後ろから
薄汚いジジイと派手ババアは

何だ?揉め始めたぞ
それより俺を助けてよ

あの二人逃げやがった

ただのクマでいいから
誰か助けてーーーー❗️









2013年11月6日水曜日

カワウソの独り言

おはようございます

カワウソです

今日も馬鹿な人間達が
ゾロゾロ来てますなー

「きゃーっ可愛い」
「こっち見てるとか」とか
一生懸命、手を振って

馬鹿かお前ら
当たり前だろ俺が可愛いの

そう言ってる自分が可愛いん
だろう

もうちょと気の利いた事言えんのか

ちょと動いたり、泳いだり
しただけで
「きゃーっ動いた!泳いでるよ」

当たり前だろ!

本当、馬鹿か!

動かないと
「あれ、人形」とか
「つまんない」とか言うだろ

こっちはサービスで動いて
あげてるの

感謝しろ!

この不景気で人気が出ないと
リストラに合うからな

世知辛い世の中になったよ

この前もアライグマが
リストラにあったけ

あいつは怠け者で人間来ても
全く動かず
終いにゃ食べ物も洗わずに
餌も食いやがって

飼育員さんに説得されても
「アライグマだから洗うと思ったら
大間違いだ」
とか

大口叩いて

リストラされたもんな

あ!あいつまた来てる
ホスト風のお兄さん

また、違う女連れてるな

全く困るぜ
動物園をお決まりデートコースに
するの

俺、動物好きで可愛いでしょ
アピールですか?

ご苦労なこったい

アフターも辛いねー

でも、今日の女は違うな
いつも、ド派手な格好した
ババアなのに

可愛いくって若いぞ

男の目つきも違う

もしかして本命か?

「きゃーっ可愛いカワウソだ」

「可愛いね、俺もカワウソ好きなんだよ」

「うわー飼いたいなー
買ってよカワウソちゃん」

「世話が大変だぞ!やめとけよ」

「えーーじゃあ、カワウソ我慢
する代わりに新しいバッグが欲しいな♥︎」

「またかよ!この前買って
やったろ」

「じゃカワウソ買って」

「分かったよバッグな」

買うかいーーーーーー❗️

馬鹿な男だ

待てよ
あの女この前見たぞ

そうだ!

この前は薄きたないおっさんと
来ていて
マンションをおねだりしていた
女だ

おい!気づけ!お前騙されてるぞ

「あ!カワウソがこっち向いて
手を振ってる」

「バイバーイ」

あーーーーー行っちまいやがった

しょうがないか
こうやって世の中に
お金は回って行くのかね

あれ?

あのカップルの後ろに
誰かつけてるぞ

マジか!

薄きたないおっさんと
ド派手ババアだ

うわーこりゃー
一悶着あるぞ

これだから、人間観察は面白い😋
 

2013年11月3日日曜日

エレベーター

エレベーター

ある男が夜遅く、仕事を終え歩いていた
男は自分の住んでいるマンションに着き
エレベーターに乗り7階を押した
エレベーターは締まり
動き出した時、あることを思い出した
人の噂でこのエレベーターに夜乗ると
幽霊が出るという噂だ
男は鼻で笑いながら「出たりして」と
独り言を言った瞬間、   ガタン  と音して
エレベーターが4階と5階の間で止まって電気が消えてしまた
薄暗い緊急の非常灯付き男は急いでエレベーターの
緊急用電話ボタンを押した
男「おい、聞こえるか  エレベーターが止まったぞ」
少ししてから
「こちらはエレベーター会社です  大丈夫ですか?」
男「助けてくれ  閉じ込められってるんだ」と
男は上の監視カメラを見ながら言った
会社員「わかりました、こちらでシステムを見て見ます」
会社員「二人とも無事ですね」
男「はい、無事です・・・・二人?」
男の顔青ざめ
男「何言ってるんだ!一人だろ」と怒鳴ると
会社員「いますよ、もう一人  あなたの真後ろに
髪の長い女の人が」






ミッド ナイト フライ

ミッド  ナイト  フライ



ある女性が一人で
夜の空港の展望デッキの
飛び立つ飛行機を見つめていた

満月が美しい光を放っていて
飛行機を黄色く染めていた

飛行機は満月に向かって
もう戻らない宇宙船のように
見えた

女性は悲痛な顔に変わり
目から涙が流れた


あの飛行機には彼氏が乗っている
彼氏は、私より夢を選んだ

彼氏は笑いながら言った

彼氏
「3年後には戻って来るから」

私は最初は、反対したが知っていた

彼氏は一度決めた事は
何も言っても変わらない性格だと

私は諦めて笑顔で言った

「行ってらっしゃい」


そして、私をこの地に残した

私の気持ちは、分かっていない
あなたがいないと生きていけない事を

女性は涙を拭きフェンスを乗り越えて靴を脱ぎ
両足を揃え腕を横に伸ばした

まるで、あの彼氏を
乗せた飛行機みたいな形に

笑顔で女性が呟いた

女性
「私も飛び立つは、あなたよりも遠くの場所に」

女性は
満月に向かって飛び立った






辿りついた場所は

冷たいコンクリートの地面だった