笑う
「でさぁ聞いて
もう、嫌になっちゃうよ
うちの親がさぁ
超むかつくの.」
「そうなんだ」
下校時間
誰もいない学校屋上で
友達と二人で
お喋りしていた
いつも
学校終わりに屋上で
友達と喋るのが日課なっている
でも
今日は、友達がよく喋る
満面の笑みでニコニコと
何かを隠すように
いつもは、好きな人の話を
するのに
今日は、一言も話題に出ない
私は、知っていた
友達の好きな人に
彼女が出来た事を
友達が、急に黙り始めた
私
「どうしたの?」
友達
「ねぇ、知ってる?
あいつに彼女出来たんだって」
私
「........うん、知ってる」
友達
「私、馬鹿だよね
早く告白すれば良かったのに
中々勇気出なくってさぁ」
私
「うん」
友達
「でも、お似合いの
カップルだよ
彼女さん
見たけど可愛い子だったよ
私なんかより
お似合いじゃないかな
良かった、良かった」
私
「嘘つき」
友達
「嘘じゃないよ
本当にそう思ってるって」
私
「じゃあ
なんで泣いてるの?」
友達の目が涙目で
赤くなっているのを
私は、気づいていた
友達は、強がりで人前弱音を
吐くのが嫌いだ
本当は、強くもない癖に
友達は、慌てて
腕で目を拭いた
友達
「これね
目にさぁ
ゴミがはいちゃって
今日は、風が、強いねぇ
あのね女は、人前で
泣いちゃいけないの
いざと言う時に男の前で泣くか
それか
誰もいない1人の時に泣くもんだよ」
私
「誰もいないよ」
友達
「え、何言ってるの?」
私
「ハイ、私は、消えました
ここには、誰もいないよ
私もいない........貴方だけ
今、1人だよ」
友達は、目から
今まで我慢していた
涙が、沢山溢れ出てきて
クシャクシャな顔になった
友達
「........
う、う、わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
なんでよ
私の方が好きなのに
なんで彼女なんか
作るのよ!
悔しい
本当は凄い悔しい!
ううううう
わぁぁっぁぁぁぁっ」
私は夕日を見ながら
友達の横にいた
ただ友達の
泣き声を黙って聞いていた
しばらくしてから
泣き声が止み
ガラガラ声になった
友達の声が聞こえた
友達
「ごめんねぇ
ありがと
なんか
溜まってる物全部出して
スッキリしたよ」
私
「何!その声
キモい!
貴方誰ですか?
もしかして宇宙人ですか?」
友達
「あんだと
てめー!
誰が宇宙人だって」
友達が、やっと
いつもどうり笑ってくれた
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