視線
私は大学の進学の為に
1人暮らしを始めた
通学にも近く
歩いて登校出来る
安い二階建てのボロアパートに
一番右ハジの一階
築60年のボロアパートで
扉は軋む音がするし
間取りは1kの小さい台所と
トイレとお風呂
居間が六畳
天井は木目で人の顔みたいで
気持ち悪く
寝る時も顔を横にして寝ていた
壁は、薄く
耳を澄ませば
隣の音の生活音が聞こえてくる
でも
親の大学の学費や仕送りの
負担を
なるべく減らしたかったから
住めば都と言うし
慣れれば快適なると
思ってけど
住んでみると何かを感じた
誰かに見れれてるよな
四六時中監視されてるような
突き刺さるような視線が
もしかして覗かれてる
思い
私は、左隣の壁を
調べたけど
覗く穴など無かった
幽霊?
私は、オカルトとかは
信じないし
馬鹿にしていたが
でも
感じる視線
この部屋には
もしかしたら
いるのかも
知れないと思い始めた
そこで私は
高校時代の友達に
電話した
同じクラスで
自分には霊感があると
よく幽霊を見えるとか
話てるのを
心の中では
馬鹿にして聞いていたが
藁にもすがる思いで
アパートの事を話すと
「分かった
霊視してあげる」と
言ってくれた
何度も礼をいい
翌日のお昼過ぎに
友達が来てくれた
友達
「お邪魔します」
私
「ありがと
本当にありがと来てくれて」
友達の手を握り何度も
礼を言ったが
友達は、冷ややかな
目で私を見ていた
友達
「まさか、あんたが
こんな事で、電話来るとは
思わなかったよ
私、分かってたよ
あんたが幽霊信じてないの」
私
「え?
あ、ごめん
分かってたの」
友達
「いいよ
別に気にしてないから
高校時代
私の話を馬鹿にせずに
聞いてくれたから
取り敢えず見せてもらうよ」
そう言いながら友達が
居間の中に入り
目を閉じて5分ぐらいしてから
友達
「確かに感じるね」
そう言って
居間を歩き回り
何かを探す様に見ていると
友達
「大丈夫
ここには、幽霊なんて
いないよ」
私
「本当!
良かった〜」
私が安心して
胸を撫で下ろしてると
友達
「私、帰るね
駅まで、送って行ってよ
ここまで来る道
分かりずらくって
駅までの帰り道
迷子になっちゅうから」
私
「え?もう
帰るの?
分かった
ちょっと待って」
私は、上に羽織る物を着て
友達と外に出た
友達は無言で何かを
考えてる感じで
話掛けられなかった
5分ぐらい歩いて
友達が後ろ振り返り
何かが確認する様にして
私の顔を見て
友達が重い口を開いた
友達
「あんた
あのアパート直ぐに出て
行った方がいいよ」
私
「え?
なんで
幽霊なんていないて
言ったじゃん」
友達
「うん
幽霊は、いないよ
でもね
見ちゃったんだ」
私
「何を?」
友達
「天井の木目から小さい穴から
人の目が
あんた
覗かれてるよ
上の階の人に
四六時中」
背中に刺さる様な
視線を感じた
私は
後ろ振り返り
小さく見えるアパートの
二階から
玄関の横の出窓に
男の人が、顔を半分出して
こちらを見ていた
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